「(無題)」
written by Rim
年を重ねるごとに
でも
今がその時
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心をみつめるとき
そこにうかぶ黒さやくすみ
それを二度と消えぬものとあきらめてしまわないで
それは
ギザギザのついた刃物でこそぎ落とさなくとも
婚礼のヴェールをゆらすほどの一吹きの春風によって
空へと舞い上げられる程度の
薄い膜なのかもしれない
あきらめないで
きめつけないで
春風の季節はまだ終わってはいないから
春風の使者は
冬の終わる場所をいつも探しているらしいから