いまどうしてだろう 温かくやわらかな桜吹雪を浴びたい。 凍り付いた閉ざしきった心を 少しずつ溶かしたい。 夜空に映える桜吹雪は そっと冴える桃色の星の如く。 静かな余韻を感じながら 心を平らかにしたい。 何かを失った時間はもう忘れて 少しずつ芽吹くものだけをそっと慈しみながら わたしは 桜吹雪を浴びたい 誰でもこどもの頃があった。 光る花びらと同じ頬の香りをさせて とっぷりと日が 暮れるまで
夜桜の乱舞する肌寒い時間 人の作りし灯かりなどなくとも 桜はその内に抱く生命の脈動を溢れ出させ 私はその輝きで闇に舞い上げられる あたたかく そして やさしく
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