「ひらがな」

written by みさり


自由に浮遊していた魂は痛みに目を醒まし
華奢な血と肉に詰め込まれて
ここにやってきた

街路樹が揺さぶられていた
幹線の灯が滲んでいた
クラクションとタイヤが噛み合いながら遠ざかった

傷の熱さよりも
冷えた体の火照りが心地良かった

これから
きみのためにひらがなで話そう
カーテンからこぼれた朝のように
きみのこれからにやわらかく届けと

 




feelings of master


おかえりなさい

おかえりなさい

わたしはどんな顔で
あなたを迎えましたか

また あしたも
わたしが
あなたに伝わりますように


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