「空洞を抱いたまま」 こころが痛むのは 事実によってだけど こころが許せないと感じるのは それに潜む 悪意 によってなんだろう 台風が残す爪痕 はかりしれない悲しみ 癒しきれなどしないことは 窺い知ることさえ不遜だが 失うこと なぜ と 答えのない問いは 問い続けることに 時間に 悲しみを費やすことによって 心が守られるのかもしれない そこに悪意さえなければ 埋められぬ空洞を抱えつつも 崩れぬ瓦礫の塔のように 危ういながらも 立ちつづけられるのだろうか
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