詩は、なんとも自由な表現手段だと思う
短歌や俳句のような字数の制限も
小説のような意気込みも気負いも(自分にしてみれば)必要ない
でも ごまかしの利かなさはそれらと同じかそれ以上だと感じている
これは本気で完成させようとしているから感じるのだろうけれど
人の作品でどんなに素敵な一節があっても
それをそのまま自分の詩に取り込みたいとは、思わない
他人の言葉で自分を表すことで浮かぶわだかまりは消えることはない
言葉の奇麗さやリズムに引きずられた言葉や
無理矢理にひねって絞り出した言葉には伝わる心がない
誰の心にも、自分の心にさえ、なにも響かない
好き
愛してる
このありふれすぎた言葉が数限りない物語を生み出し続けることが
それを示している
詩作するときに思うこと
自分が憧れ追い求める作品の姿、
それは上手いものでもすごいものでもない
知らない誰かに「それは詩とはいえない」
と言われるかもしれなくても
たとえば
大切さを持っているもの
自分にとって大切に思えるもの
誰かに大切に思ってもらえたらうれしいから
そんなものを作りたいと思う
自分にとって大切で だれかにとっても大切で
心に
いろいろな勇気やがわくような
いろいろな温かさがうまれるような
たいせつなことば
大切な手紙
そんなものとおなじような
大切な詩を
つくっていけたらと思う
だから素直でいよう
詩をつくるときは
詩が浮かんだときは
詩にしたくなったときは
心が詩を作りたがっているときは
大切にしたいことがあったときは
大切な気持ちに気付いたら
気持ちがつたわるように
誰かに伝えたいなら
その誰かに届くように
自分を守るためだけの
こだわりよりも
伝えたいと思う気持ち
大切にして
ひとつひとつことばを紡ごう