「こころのめじるし」


かきとめること
こころはいつもうつりかわり
二度と全くおなじ心のときはない
忘れることも
見えなくなることもある

だからかきとめておきたい
自分の心を自分の言葉で

ことばにこだわるのではなく
こころにこだわった結果のことばがあるだけ
最初にこころありきのことば

こころにはいろんな面があり
深さがある
いつもみえているところが
すべてじゃない
こころの道標
めじるし
そんなものが
こころのどこかの思いを
思い出すてがかりになる
他でもない
自分のこころから生まれた詩が
いちばん
心のその場所にちかいめじるしになるから
その心の風景を
自分以外誰も知らない思いを
見失わないために
道標をより深く
見失なわないよう刻むために
言葉を大事に選んでいくんだろう

だから詩をつむぐ
こころの風景のめじるしを文字におきかえて
大切な思いを思い出せるよう
うしないきってしまわないよう

かわりゆく
永遠でないこころを
重ねてゆくために
切り捨てられない自分を
都合よくごまかしてゆかないために

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