(サンルームです  あたたかな時間をどうぞ)

「意味とか意義とか」

何も知らなければ
何にも振り回されない
今日とか
明日とか
そんな概念すら知らなければ
移ろう時にも揺れたりしない

何も知らないということは
どんな意味でも見出せるということでもある
お仕着せの意味など知らずとも
それを生かすことはきっとできるさ


              「にらめっこで決めよう」
              
                              勝てば嬉しい 
                              負けても笑える 
                              全てのことは 
                              にらめっこで決着をつけることにすれば
                              世の中は平和になる
                               





「だいじなもの」

自分の好きなものをみつけて 
大事に持って帰っても 
どこか距離を感じてしまう 
これは本当にだいじなのかな と 
無理に見つけた夢のように 

君が「好き」と言ったもの 
それがあってよかったなぁ と 
それがなくならないといいなぁ と 
思っているときのほうが 
僕は幸せに思えるんだ 



                            「重さの理由」

                              あなたの声が
                              ときおり隠れてるこの携帯電話
                              世間の流れでは3年前の時代遅れ
                              でも
                              僕の宝物が埋まっているのは
                              この少し重い
                              僕に似合いの携帯電話        



「その顔は何?」

僕の鼻の頭の脂にさわり
その指を僕の上着でぬぐう
嫌なら1度でやめればいいのに
どうしてあなたは毎日やるのか

笑顔なのか
何顔なのか
よくわからないその面持ちで
毎日毎日くりかえすのか

この夏が終わったら
また
何かをみつけるのか
その不思議な面持ちを浮かべたままで

それは
それで
いいな
と思う


                               「特別な関係」

                                君を抱きしめることを
                                君以外に咎められない特権
                                そのためかな



「永遠に等しい思い」

永遠に続く思いなどないと
見えない明日に君はおびえている

確かに僕は大した男じゃないから
世界で初めての
永遠の思いの持ち主になれるとは限らない

けど
永遠よりはるかに短い
そう  80年くらい続く思いは
ちゃんと存在すると思うから
その持ち主くらいにはなれるって
信じてくれないかな



                           「さがしもの」

                            わたしが探しているものは
                            たぶん
                            幸せだとみつからないもの
                            だから
                            今はみつからなくていい
                            だから
                            今は探さなくていい




「きみのうしろすがた」

また明日と
君が自ら選んで
僕に見せる後ろ姿

それは寂しい
何度も振り返ってくれても

その明日
君が僕に気付かずに
僕が見てる後ろ姿

それはあたたかい
一度も視線が合わなくても



                                「やさしいあなたへ」

                                  やさしさがほしいのなら
                                  きもちをかくさないことだよ
                                  
                                  傷つきたくなくて
                                  きもちを
                                  かべにかくれてつたえてたら

                                  自分をまもるかべは
                                  あいてのきもちもはじいてしまう
                                  
                                  かべは
                                  きみのことをまもるけど
                                  きみのことをわからなくしてしまう
                                  
                                  きみのやさしさも
                                  かおが見えなければ
                                  かえって不安をよんでしまう

                                  きみをわかってもらうのに
                                  かべはいらない
                                  あいてをわかるのにも
                                  かべはいらない


                                  よく晴れた日
                                  はらっぱのまんなかにみつけたともだち
                                  キャッチボールしたことない君にも
                                  ちゃんとうけとめられる
                                  やさしいボールが
                                  とんでくるよ

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