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夏は席とりの季節である。 ここでいう席とは机と椅子がセットになった机付きの席のことである。 机のない席は若干空いているが机付きの席は開館1分でほぼ埋まる。 理由は学生さんなどが「勉強」するのには机があったほうがいいからである。 中には机なしでもテキストなどを膝において勉強しているツワモノもいる が、仕方なしであるという雰囲気がただよっている。
さて、ここで疑問である。この席の名前は何であろうか。
大体の場合「閲覧席」であるようだ。では彼ら彼女らは何を「閲覧」している
のだろうかと観察すると、学校で習う教科の教科書であったり学校指定の
参考書であったりと、図書館には所蔵されていない書籍なのである。
ここでしか閲覧できない館内資料を閲覧したい人があふれている状況で、
「お家で読めばいいんじゃないですか?」と言いたくなるものを閲覧し
ている人々には席をあけていただきたいと思うのだが、、、。 また、学生さんの集団が占拠した「島」は時として大輪のおしゃべり花が咲く。 席を譲ってあげてるのだからせめて「勉強」に専念してもらいたいなと控えめな がらに思ったりする。 特にどうかと思うのは児童コーナーや福祉コーナー(点字の資料などの近くの席) を占領している高校生と思しき一団である。 子ども連れのお母さんやそのコーナーの資料を閲覧したい場合、 「どいてもらえませんか」とはなかなか言えない。何せ彼・彼女らは怖い。何がどうとは言えない ながらも怖いものは怖い。そんな所で参考書を机一面に開いていて、果てはペットボトル や足を傍若無人に机に乗せて大声で話している彼・彼女らに一般人たる人が注意する ことは困難を極める。 しかし注意できない自分としては 座る所が無くカーペットの上に座り込んで本を読んでいる 小さな子どもたちが不憫でならない。依然知人で高校生に図書館のことが からんで襲撃(大袈裟)を受けた人がいることが頭にあるからかもしれないが情けない。 閲覧席に「館内資料閲覧以外の利用はお断わり」の旨の表示をしている図書館で もおかまいなしの人もいれば、国語の学習やレポート執筆をしている人で 参考資料棚の国語辞典をさりげなく机の上に乗せておくだけの学生さんもいる。 資料を使うために机はあるのであり、机を使うために資料があるのではないと 思うのだが、、、。そんなことが通ると思っていることが ある意味すごいしそれが通る社会に彼ら彼女らはいるのだろうか、校則の規定より 1ミリ短い・長いだけで反省文を書かせる学校という社会が反面教師とならずに 存在していることも問題だろうか。柔軟性と規則の抜け道探しの許容はちがう。
「館内資料閲覧以外の利用はお断わり」の表示が夏休みに消えるところもある
ようだ。無用なトラブルや仕事(学生への注意・開館時の混乱)を避けるために
夏の嵐が去るのを耐えるという意向だろうか。来夏までの10ヶ月余りの平和の
ために。
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