その7

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図書館の音楽的側面:閉館放送


図書館にはいろいろと放送が流れる。
こども向け映画会のお知らせ。 それに駐車場を利用している人へのナンバーでの呼び出し (これは駐車時間をすぎているか、ライトが点けっぱなしなこ とが多いようだ)。
それと、
、、、おや?これしかないか? よく考えれば静かな図書館のこと、無粋な放送は極力控えて いるのだろうか、緊急時に「慌てないで下さい」という放送 が緊張感を持って響きわたるくらいの静寂が似合う空間なの だろう。

ここでは利用者の呼び出しもないし、時報なんてものもない カウンターでの会話と人の足音、それに少々のおしゃべりと それを諌める言葉。 統制された喧燥の中に生まれる静寂は一人になれる空間を作 り出してくれる
、、、
、、、
、、、
♪〜♪♪♪〜
いや、あった。
閉館放送だ。 利用時間残り30分ほどになると閉館放送(正式名称未調べ) が流れるのだった。

駐車場利用者へのお知らせ(閉館と同時に閉まりますなど) 各種サービス(資料のコピーや新規貸し出しカードの受付) の終了時間のお知らせ そして本来の閉館するという放送。
あせる、
あせるのだ。
図書館の利用時間の関係で平日はそうそう来られないために 日曜日の閉館時間を過ぎると1週間まるまる読む本がなくなる。 それに閉館時間ぎりぎりまでいるということは遅くに来館し、 なかなか借りる本がきまらないときと決まっている。

流れる音楽は非常に穏やかな音楽なのだが 毎度毎度あせりつつ聞いているために私の脳裏には あせりを誘発する旋律として刻まれているらしく 無意味にあせるのである。

同時に感じるのは寂しさである。
終わってしまう感じ。
いや、別に図書館自体がなくなるわけではないが いられるものならいつまでもいてもいいのにと感じるのだ。 そう思うと自分はやはりここが好きなんだなと思う。 (でも、なくなるときに最後の瞬間に顔も知らない館長のあいさつ なんかを流されるよりはこの曲を聞いてお別れしたいなと思う。)


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